000200405010047
スタートライン
何か苦しいと思ったら
ゴールテープに絡まってた
包帯代わりでちょうどいいけど
前が見えなくてちょっと困るな

全てを捨てる勇気は無いけど
全て背負って走る体力も無いんだ

何か苦しいと思ったら
メダルが首を絞めてるんだ
首輪のようで構わないけど
道が選べないのはちょっと困るから

全てを捨てる勇気を探しに
全てを背負えるチカラを手にしに

全てに背を向けても
いつだって足元には確かなスタートライン
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001200405022338
眠る月
知らない人だらけ
とても賑やかな街
壊れそうにしてなきゃ
組み込まれてしまうよ

赤い光に立ち止まる
まるで眠るような月
幸せも寂しさも
すべて溶けてしまうよ

そこから見下ろしたら
分かるような気がするんだ

緑色に目を覚ます
屋根に隠れてしまう月
いつだって僕は僕だけどいつまでも僕は僕じゃない

明日目を覚ましたら
君がいなくなっていたり
それでも飲み込むしかない
真実だって結構赤い
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002200405032240
ハッピーライフ
「いらっしゃいませ。
ここは幸せ屋。
ささやかな幸せ、
大きな幸せ、
色々取り揃えています。」

傷付くのに疲れた男
迷わず貯金をおろした
「これで買えるだけの幸せを売ってくれ」
すがるような声は
狭い店内に響き渡った

やっと手にした幸せなのに
男はとても不服そうに
「これっぽっちじゃ何も変えられない」と呟いて
床に叩きつけ店を出ていった

一文無しで街を彷徨う
失えるのは魂ぐらいか
このまま朽ち果ててしまえれば
どんなに楽だろうか

全財産と引き替えに
手にしたモノは「不老不死」
これっぽっちじゃ何も変えられない
何も変わらないという幸せ
それを幸せと呼べない不幸せ

「いらっしゃいませ。
ここは幸せ屋。
ただいま、割引セールを行なっています。」

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003200405042330
グンニグル
そいつは酷い
どこまでも胡散臭くて 安っぽい宝の地図
でも人によっちゃ それ自体が宝物

地図を広げたら
誰だって旅人さ
世界の神に笑う権利などないなら
俺が腹を抱えて笑ってやるさ

信じるって言葉を
大安売りしすぎなんだ
地図も読めない冒険者に
見つけられてしまう宝ならいらない

死に際の騎士 その手にグングニル
狙ったモノは 必ず貫く
死に際の騎士 よく見ろ「グンニグル」
ネタか本気か? 新たな武器か?

そいつは酷い
どこまでも胡散臭くて 安っぽい宝の地図
でも人によっちゃ それ自体が宝物

地図を広げたら
まずは疑うんだ
自分を信用するのはもっと後でいい
笑われてないか見回してみるんだ

死に際の騎士 その手に「グンニグル」
せっかくの美談が 笑い話に
狙った獲物が 俺だとしたらある意味
貫かれてるんだけども… それが狙いか?
戻る


0042004050523157
55
色んなモノ
詰め込みすぎてて
俗に言う「無くしちゃいけないモノ」とやらが
奥のほうに埋もれちゃってたんだ

そんなトコに
あるなんて知らなかったから
上に重いモノ載っけたりしてたのに
よくもまあ潰れないでいたもんだ

プライドとか
大事なのは分かるけどさ
そんな必死に守んなくたっていいっぽい
思ったより頑丈で
そして単純なんだ

子どもの頃は
勇気さえ出せば好きなものは
好きだって胸を張って言えてたんだ
ややこしくなったけど大事なものって
すごく単純なんだ
そしてそれが景色をかえるんだ
戻る


005200405061339
君に傘を。
傘はいつも持ってる
難しいのは渡すタイミング
ただそれだけ
ただそれだけのことで
晴れたり止まなかったり

折り畳んでから
つたう雫に答えが隠れてたり
気を抜けない
けど無理はよくない
たまには夕立に降られてみれば

わかるよ
ほんの少し
ほんの少しだけど

だからそう
君の言うとおり
全然何にもわかっちゃいないけど

雨が降ってることだけはわかったんだ
傘をもってきたよ
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006200405072321
train carried
駅のホームが動いてみえるみたいに
世界ってもしかしたら止まっているのかも

だからといって別に救われはしない
終着駅まで止まることのない急行列車

車窓から何が見える?
写真にくらいは残しておこう
夜になれば僕が映る
その向こうに光るいくつもの星

これからどんな人と出会えるかな?
僕は辿り着けるのだろうか

だからといって別に救われはしない
だけど救われた気にはなれるんだ
終着駅まで止まることのない急行列車
戻る


007200405080000
ソファ(6月8日公開)
君のために何ができる?
考えた末に出した答え
すぐ戻るから心配しないで
その温もりが消えないうちに

雨の匂いが少しだけ
僕の決意を濡らすけれど
振り向いてももう君はいない
そこにいるのは真っ赤な目をした
一人の女の子

その子のために何ができる?
考えた末に出した答え
雨の日は気温が下がるから
暖かくして眠りなよって
言ってあげることぐらい

雨の匂いに誘われて
濡れたドアを開けて出ていった
持っていたはずの傘がない
手元にあるのは真っ赤に染まった
独りよがりの優しさ

君と雨が降り続ける
僕の本音を濡らすけれど
すぐ戻るから心配しないで
その温もりが消えないうちに

君の匂いが残るだけ
濡れたソファが二人の答え
待っているはずの君がいない
手元にあるのは真っ赤に染まった
独りよがりの優しさ

君と雨が降り続ける
強がりさえも濡らし始める
待っているはずの君がいない
そこにいるのは真っ赤に染まった
一人の男
戻る


008200405081912
Give me happiness a little more!
私の今立ってる場所には
奇跡って名前がついてんの
うん、それは分かってるつもり。。
ちょっと自信ないけどさ。。

あなたの背中にくっついたまんま
もう少しだけ自惚れていたいの
うん、全部分かってるってば。。
そういうことにしておいてよ。。

「ねえ、ちゃんと聞いてる?」
こんな質問嫌だよね。。
お腹いっぱいで吐きそうなの
それってすっごい自分勝手。。

ねえねえ神様
「Give me happiness a little more!」
明日の分の幸せを今下さい
明日になったら
「Give me happiness a little more!」
ずっとずっと今が続けばいいなぁ。
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009200405082145
ラブソング。(6月8日公開)
てっきり私のことが
好きなんだと思ってた
あの子といる時だって
私ばっかり見てるじゃない

さっきの「愛してる」は
どっちに送ったサイン?

どこに行くときも必ず
連れていってくれたよね
色んな景色を観たよね
色んなこと喋ったよね

うん、最初から分かってたよ
決して結ばれないってこと

私が携帯電話じゃなかったら
好きになってくれてた?
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010200405092113
カーネーション
どんな気持ちを形にすれば
喜ぶ顔を見れるんだろう
あなたが親になった歳に
そろそろなるというのに

大人にさえもちゃんとなれずに
もたれたまんま歩いてきたから
どんな気持ちを形にしたって
届くかどうかすら不安で

どんな風に育てたかったのか
なんて分からないけど
こんな風に育ってしまったこと
後悔させたくない

何度も作り直して
キレイにできた
「ごめんなさい」は捨ててしまおう
今から作り初めて
キレイにできなくったって
「ありがとう」って届けたい

空気みたいに大事なものは
なくならなきゃ見えてこなくて
包まれてると重ささえも
感じることができなくて

どんな風に育てたかったのか
なんて分からないけど
こんな風に育ててくれたこと
本当に感謝してるから
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011200405092103
incense of sorrow(6月9日公開)
何だか悲しい匂いがするね
嫌いじゃないけど落ち着かないなぁ

人の気持ちも知らないでなんて
そんな簡単に言わないでよ
私の気持ちも知らないくせにさぁ…

外には色んな匂いがしてるよ
嫌な匂いもたくさんあるけど

二人で笑い飛ばしちゃえばいいじゃん
そんな簡単に言わないでよ
なんて
そんな簡単に言わないでよ
悲しさに甘えてるだけのくせにさぁ

何だか悲しい匂いがするね
嫌いじゃないけど他のにしようよ
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012200405102324
一回休み
まだまだ先は長い
ここらでちょっと一休み
泣いたって笑ったって
時間はとにかく流れてく

じゃあなるべく笑ってよう
そのためにちょっと一休み

「いっつもあなたはそう
現実から目をそらしてばっか」
そんなに怒らないでよ
好奇心旺盛なだけなんだ

正しいなんて思っちゃいないさ
間違ってるとも思わない

まだまだ謎は多い
背伸びしないで一休み
泣いたって笑ったって
どれも大事な時間だから

笑い方忘れないように
ちょっと一休み

泣いてないで君も休んだらどう?
現実なんて気にすんな
俺は何にも分かっちゃいないさ
いつでも話聞いてやるから
ここらでちょっと一休み
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013200405111751
インスタントリリック
熱くなった銀色が
口笛で僕を呼ぶ

封印を開けてみたら
何もかも乾いていた

注いで綻んで
180数えて

封印を開けてみたら
少しだけ空に消えた

急いで火傷して
少しだけ時を止めて

全てを飲み干して
銀色は冷えていった
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014200405110000
ルナ
提供詩。
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015200405120000
信号待ち
提供詩。
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016200405120000
自由
提供詩。
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017200405121925
まるで鏡の世界
こんなに憎いのに
そばにいてほしい

ここは鏡の世界
差し込んだ光は
また遠くなる

そして鏡の世界
叩き割ったのに
どこにも見当たらない

そこは鏡の世界
こんなに憎いのに
そばにいてほしいのに
すべては幻

そこは鏡の世界
すべて分かってるのに
そばにいてほしい
幻でいいから
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018200405120000
ランドセル
提供詩。
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019200405132149
あなたが吐き出した言葉と私が曝け出した気持ち
(vomited voice and injured body)
あなたの吐き出した言葉は
とても鋭利で気持ちいいな
わたしの剥き出しな部分を
一つ残らず傷付けて欲しい

繋がってても
伝わらないような
邪魔なものでいっぱいだけど
伝えてないこと
読み取るばかりで
苛立っているあなたが好きだなぁ

あなたの吐き出した言葉で
夜が明ける前に葬られたい
わたしの剥き出しな部分から
見たことないものえぐり出してよ

絡まってても
すぐ解けるような
だけどまるで頚動脈なの
痛いって信号
千切れてしまって
肌をつたう鮮血に感じちゃうなぁ

あなたの吐き出した言葉は
夜が明けるくらい気持ちいいな
わたしの剥き出しな部分から
一つ残らずえぐり出してよ
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020200405130000
人魚姫
提供詩。
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021200405132323
花鳥風月
離れて逝く想いはもう美しくない
餞のことばさえ撰んでしまう
最初から凡て誰かに造られた
話だとすれば少しは綺麗に散れるかな

とりあえず振った手の鼓動も途絶え
取りとめのない偽りも最期を告げる
午後六時の闇の匂いは色とりどりで
取り返すことが出来ないように仕組まれている

果然孤独は臓器を丁寧に貫いて
風邪をひくような感じで襲う痛み
頼りない安らぎを掻き集めて眠る
櫛るような夢を観る

付き纏う苛立ちに躰を委せたい
吐き飽きたことばさえ憾んでしまう
縷な悔いが凡てを蝕んでいく
叢雲は此の私であったと気付く
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022200405140000
手錠
提供詩。
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0232004051412300
鶏と亀
くちばし黄色いまま
大人になってもやっぱチキン
それでも声はでかい
頭に掲げた赤いアイデンティティ

つばさは閉じたまま
そういうモンだって諦めてる
産み出す未来に
ダーウィンくつがえす奇跡期待してる

そんな彼を立ち上がらせたコロンブス

ウサギに勝ったけど
未だにゴールは遥か遠い
甲羅は堅いけど
それってやっぱり脆さのカモフラージュ

何年でも待つさ
浦島太郎が現われるのを
待ってましたとばかりに
過ぎ去った刻を全部押しつける

そして玉手箱から煙が立ちこめる

つばさよりも
甲羅よりも
大事なもの
それは理想論?
それとも新たな進化論?

永遠につづく水掛け論
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024200405160000
漸近線
すれ違った時間を
思い出に変えてる器官が痛い。

吐きそうになるくらい
隣で見てる景色が暖かいよ…。

解けない方程式。
並べたノートは空に消えた。
答えを知らないまま
「繰り返されるのか?この痛みは…?」

触れるだけで。
妄想にかかるモザイク。
溢れ続ける
暴走抑える小細工…。

突き刺さってた棘さえ
捨てられなくて鞄に潜めてる。

今引っ込めた爪を。
遠慮なく突き立てて良かったのに…。

自慰みたいなカテゴライズ。
「都合よくまとめることが前向きなのか?」
聞こえないフリをした。
この痛みを…もう少し繰り返したいから?

触れるだけで。
妄想にプラスされる温度。
溢れるだけで…。
最終的にプラスマイナスゼロ…。
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025200405162333
景色を濡らし
落ちて水鏡
葉に結ばれて
映し出す宝石

宙に戸惑う
痛みや歪み
傘に弾んで
奏でる寂寥

色とりどりに
咲いた透明
刻を潤して
大地へと消える
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026200405160000
冷たい手
提供詩。
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027200405170000
暴走機関車
提供詩。
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028200405172342
キャロットのスープ
ごめんね
あまりにも透き通ってたから
素通りしちゃった

悪気はないけどね
いっつもわからない
どれがあなたなの?

耳障りいい言葉のコラージュ
素材を活かした味のないポタージュ
嫌われたくないから
ニンジンは入れない

素晴らしい
その心の美しさには
吐き気がします

いいんじゃない?どうでも。
平べったくて気持ちいいし
さあ昼寝の時間

見えたまま疑わないポラロイド
粗大ごみ化した傷のないアンドロイド
愛と勇気を胸に
ニンジンもちゃんと食べろよ

耳障りいい言葉のスクラップ
素材を活かしても意味の無いスクラップ
ニンジンじゃなくて
アンタが嫌われてんじゃないの?
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029200405182339
紅い拒絶
築いてないのに
崩れるのはなんで?
こんなに紅いのに
向こう側透けて見える

ああ、嘘なんだ
そんな風に笑えれば
何も失わずに済んだかな?

あんなに望んでたのに
手のひらに乗せた途端
懐かしい拒絶
あなたから覗いてみたら
どんな色してるんだろう
この紅い拒絶

傷付いてるのに
満たされたのは何故?
こんなに紅いのに
ただ暖かい…

ああ、嘘なんだ
そんな風に笑うくらいなら
その唇から欲しかった
懐かしい
紅い紅い拒絶
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030200405190000
フラジャイル
提供詩。
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031200405190000
カウントダウン
提供詩。
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032200405191317
ガラス

別れを告げないで
その視界から
消えてしまいたい。

窓ガラスみたいね。
叩き割らなきゃ
証明できないなんて…。

悔やまなくていいから
散乱した欠片を
その手で集めてね。

「共有したい。」
この我儘で
切実な想いが
散乱した欠片を
まるでナイフのようにした。

別れを告げなくても
その身体から
零れてくると思うの。

透明の中に悲しみを
深紅の中に憎しみを
零れた欠片まで
きちんと集めてね。
戻る


033200405192252
crimson candy
キャンディーみたいな唇が
今夜も予定を狂わせる

オレンジがかった暗闇に
ゆっくり溶ける白い肌

キャンディーみたいな行為だから
夜が明ければなくなってる

後味はちょっとべたついて
本音が喉に引っかかる

キャンディーみたいに転がして
今夜もゆっくり溶けていく

オレンジがかった暗闇に
真っ赤な言葉がキレイだね
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034200405190000
rubber to interrupt lover
提供詩。
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035200405200000
ラフメイカーによろしく
提供詩。
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036200405200000
横を向いて歩こう
提供詩。
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037200405200000
カウントアップ
提供詩。
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038200405201523
consolation match in May
胸を貫いた銃声は
「走り出せよ」って合図だった
言い訳を吐き出し続けた
臓器から流れる真っ赤な血

「痛くないだろ」
人事だと思って
テキトーなこと言いやがって
化粧落とした
顔見られたようなモンだぜ?
痛いに決まってんだろ

言われなくても走り出すつもりだ
お前の姿が見えなくなるまで
「最近太ってきたし、ちょうどよかった。」
これは言い訳じゃない
宣戦布告

闇に堕ちていた風景は
「見つけてみな」って挑発だった
目を開いても仕方が無い
そしてまた寝坊する毎日

「惜しくないだろ」
たとえそれが事実でも
お前に言われたくなかったな
飼い犬に手を
噛まれたようなモンだぜ?
そしてよくみりゃ
俺のほうが飼い犬だったなんて
痛いに決まってんだろ

今すぐにでも走り出すつもりだ
お前の声が聞こえなくなるまで
流れる血は走っている証明だ
これも言い訳じゃない
痛いくらいでちょうどいいんだ
戻る


039200405202250
エカキウタ
まるい悲しみに
浮かべた笹舟
風が吹きました
雨が降りました

やがて悲しみは
大きな海になりました
涙が落ちました
波紋はまるであなたの影を
なぞるかのようでした

気が付けば
辺りは一面梅雨景色
笹舟の数も増えました
あっという間に私の姿
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040200405210000
受信メール:0件
提供詩。
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041200405212325
透明拘束
快感、妄想
誤解、現実
其レ等ハ凡テ
無色透明
サレド粗大ナ存在感

忘却、発掘
偶然、軽率
ソシテ貴方ハ
無職童貞
サレド粗大ナ虚栄心

放心、崩壊
口実、恩恵
其レ等凡テ
心身拘束
サレド粗大ナ空間

金銭、役職
才能、運勢
ソシテ貴方ト
口裏工作
サレド粗大ナ栄養不足

尾行罪スラ武勇
薔薇、依存、裸部、誘惑
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042200405222224
優しい嘘
まるで恋人を待つみたいに
雲を眺めて君を待っている
季節が同じ花を咲かせて
違う景色を彩るように
そばにいたい

近すぎて届かない
想いを悟られないように

優しい嘘が僕らを守る
例え悲しい別れが待っているとしても
どうか彼女と愛する人には
幸せが待っていますように

ふざけたフリで触れた体が
柔らかくて何だか照れた
独り占めしてしまいたいけど
この無責任な胸の痛みが
今は愛しい

恋だなんて呼べない
この想いに名前はつくのかな

優しい嘘が僕らを包む
悲しい未来を受け入れるべき時が来たら
同じ笑顔で手を振りたいな
君の幸せを邪魔しないように

優しい嘘が僕らを守る
例え悲しい別れが待っているとしても
季節が同じ花を咲かせて
違う景色を彩るように
そばにいたい
戻る


043200405230000
オレンジ
提供詩。
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044200405230000
ラブレター
提供詩。
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045200405231445
刹那サラダ
ビタミン・ジェラシー
ミネラル・不安
妄想たっぷり
だけど
だけど
現実はとってもヘルシー

いつもの口喧嘩
葉っぱの部分に含まれてる本音
涙にばっかり注目しないで
目玉の裏にいっぱい隠れてるから

ほっとくとすぐに腐るよ
特に夏場は注意が必要
ちょっと傷口しみるくらいの
濃い現実にじっくり漬け込んどくと
長持ちするんだってさ

採れたて新鮮
無添加な想いを
さあ召し上がれ
だけど
だけど
ドレッシングはちょっぴり辛口

青い葉っぱだけじゃなく
真っ赤な根っこもちゃんと食べてよ
食わず嫌いかも知れないよ
桃色の缶詰は甘くて美味しいけどさ

今日もまた口喧嘩
あ、今苦かったのがあなたの根っこかな?
涙腺からベーって舌出したのに
口からいっぱい涙を吐き出しちゃった
現実ってとっても苦し

ジェラシー・不安
たっぷりな想いを
さあ召し上がれ
だけど
だけど
現実ってとっても苦しい

あなたといる時間は刹那…さらでも
あなたがいない時間は切なさだらけ
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046200405232348
みずたまり
へっこんだトコに
涙が集まって
とっても大きなみずたまり

思考の真ん中で
すごく邪魔だってば
とっても大きなみずたまり

雨上がりの空が
靴にしみこんだ
とっても大きなみずたまり

明日になれば
消えてるかな?
へっこんでたトコも
分かんないかも
とっても大きなみずたまり

涙が溜まったら
初めて空を映せるの
とっても大きなみずたまり
戻る


047200405240000
こもりうた(オレンジ)
提供詩。
戻る


048200405241703
こもりうた(アップル)
貴方の唇を
少し分けて下さいな
先程のカフェインの所為で
まだ眩しいのです

天井に滴る
月明かりを混ぜることで
妄想のように苦い夜が
飲めるようになりました

貴方の寝息に溶けて逝く

これほど無防備でも
通り雨程度の柵なら
傘をささなくても安心して
眠れそうな気がします

夜空の啼声が
少し耳障りですが
苛立ちを撫でてくれる手に
委ねることにしました

貴方の寝息が子守唄
戻る


049200405242346
こもりうた(バナナ)
眠れないから
君を数えた

わがまま

辛いもの苦手

見栄っぱり

猫より犬が好き

歌がすきなくせに
歌詞を覚えないから
いつも途中から鼻歌

いっぱい数えて
幸せなのに
切ないのはなんでだろう

眠れない夜
そばにいたら
歌ってくれるかな

適当な歌詞で
途中から鼻歌になって
眠れそうにない子守歌
戻る