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眠る月



知らない人だらけ
とても賑やかな街
壊れそうにしてなきゃ
組み込まれてしまうよ

赤い光に立ち止まる
まるで眠るような月
幸せも寂しさも
すべて溶けてしまうよ

そこから見下ろしたら
分かるような気がするんだ

緑色に目を覚ます
屋根に隠れてしまう月
いつだって僕は僕だけどいつまでも僕は僕じゃない

明日目を覚ましたら
君がいなくなっていたり
それでも飲み込むしかない
真実だって結構赤い



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