024

漸近線



すれ違った時間を
思い出に変えてる器官が痛い。

吐きそうになるくらい
隣で見てる景色が暖かいよ…。

解けない方程式。
並べたノートは空に消えた。
答えを知らないまま
「繰り返されるのか?この痛みは…?」

触れるだけで。
妄想にかかるモザイク。
溢れ続ける
暴走抑える小細工…。

突き刺さってた棘さえ
捨てられなくて鞄に潜めてる。

今引っ込めた爪を。
遠慮なく突き立てて良かったのに…。

自慰みたいなカテゴライズ。
「都合よくまとめることが前向きなのか?」
聞こえないフリをした。
この痛みを…もう少し繰り返したいから?

触れるだけで。
妄想にプラスされる温度。
溢れるだけで…。
最終的にプラスマイナスゼロ…。



戻る