胸を貫いた銃声は 「走り出せよ」って合図だった 言い訳を吐き出し続けた 臓器から流れる真っ赤な血 「痛くないだろ」 人事だと思って テキトーなこと言いやがって 化粧落とした 顔見られたようなモンだぜ? 痛いに決まってんだろ 言われなくても走り出すつもりだ お前の姿が見えなくなるまで 「最近太ってきたし、ちょうどよかった。」 これは言い訳じゃない 宣戦布告 闇に堕ちていた風景は 「見つけてみな」って挑発だった 目を開いても仕方が無い そしてまた寝坊する毎日 「惜しくないだろ」 たとえそれが事実でも お前に言われたくなかったな 飼い犬に手を 噛まれたようなモンだぜ? そしてよくみりゃ 俺のほうが飼い犬だったなんて 痛いに決まってんだろ 今すぐにでも走り出すつもりだ お前の声が聞こえなくなるまで 流れる血は走っている証明だ これも言い訳じゃない 痛いくらいでちょうどいいんだ