日本の平和を守るため
平日の昼間から
ネットサーフィンに夢中だぜ

明日の食費を稼ぐため
日雇いの面接に
履歴書持って発進だ

電話応対は苦手だが
顔文字なら任せとけ
部屋には友達呼べないが
ホムペのhitは増えてるぜ

就職戦隊ニートレンジャー

世界の平和を守るため
休日も出かけずに
チャットルームに入り浸り

レア物フィギュアを手に入れろ
ヤフオクに出品だ
宵越しの銭は持たねえぜ

同窓会では肩身狭いが
オフ会なら任せとけ
親には合わせる顔もないが
すねにはしっかりパラサイト

就職戦隊ニートレンジャー

闇を貫き　天に輝く
此の運命に迷いなど無い
闇に散りつつ　天に轟く
凡ての想いを刹那にこめる

静を貫き　天を震わす
此の運命に迷いなど無い
生は泡沫　天に歌声
凡ての想いを刹那にこめる

提供詩。

提供詩。

提供詩。

騒々しいなぁ
用件を言いなよ

もっと落ち着くメロディに
設定しておけばよかった
例えば・・そう「ほたるの光」とか

ほら、聞き慣れてるから。
閉店間際のパチンコ屋とかで

そういう問題でもないな
こいつは一体どんな気分で
呼び出し音しか聞こえない受話器を
必死に持ち上げてるんだろう？

あれって、相手が出てたらまだいいけど
出るまではただの発信機だもんな
よく考えたら異様な光景だぞ
駅のホームでずらりと並ぶ発信者

どうでもいいけど
通知ぐらいしろよ…

名乗るほどのものじゃありませんって
今はお前の名前にしか興味はない。

提供詩。

提供詩。

自分で作った料理が
予想外に美味しくて
誰かに食べて欲しい
そんな気分

私が作ったんじゃないけど
とってもキレイな夕焼け
ああ、なんで一人なんだ
そんなに食べれないよ

デジカメで撮ったけど
この子の記憶も曖昧だな
もう少しあったかくなかった？

あなたに教えよう
この場所から見る夕焼けが
私の自信作

提供詩。

提供詩。

唇がまだ痛い
片手じゃ足りない程
季節は巡ったのに

君の髪を梳いた指に
絡まったままの傷
今夜もまた会ってしまう

散らかった部屋を
掻き分けて作った君のスペース
模様替えしても
埋められない僕がいて

散らかった部屋で
繰り返しめくった君のページ
もうどこを探しても
見つからない答え

リップクリームだけ
転がってる君のスペース

わざとガラスの靴を
あなたの目の前に落とした
魔法が解けてしまっても
変わらずに微笑んで欲しくて

片方だけ裸足の
あたしを見てみんな笑ってた
魔法が解けてないのかな？
恥ずかしくないし涙も出なかった

落としたガラスの靴は
精一杯の勇気の証
魔法が解けてしまっても
変わらずに好きでいられるように

寂しくて泣いた夜
かぼちゃを馬車に変えたのは
魔法でも何でもなくて
好きという気持ちだったのかも

だからガラスの靴を
あなたの目の前に落とした
魔法は解けてしまったけど
変わらずに好きでいさせて

提供詩。

言われる前に
自分で言えば
ちょっとはマシとか
考えたでしょ

「誰だってそう
強くないんだ」
そこだけ抜き出して
感動してんでしょ

見て見て、
こんなに傷付いてるんだ。
かわいそうでしょ？僕。ってか？

あなたが求めているのは
評価じゃなくて同情

キレイな言葉
ずらり並べりゃ
それが名作って
考えてんでしょ

好きな歌手の
パッチワーククラブ
傷舐めあって
絆深めて

心無い人が
また僕を傷付けるんだ。
こんな夜は君の胸で眠りたいなぁ…ってか？

あなたが求めているのは
本音じゃなくて
思い描いた通りの反応

あなたが求めているのは
真実じゃなくて
生温い世界

提供詩。

提供詩。

今日も君は靴を買う
僕には君が今履いている
靴との違いがよく分からない

ランチメニューがお得ったって
基準が少し高すぎないかい
値段以外は同意見だけど

裏道を通る時だけ手を繋いで
メールの返信は「今友達と一緒だから」

京都はいつも人が多い
幸せそうなカップルと
すれ違う時無口になるのは

後ろめたさがどこかにあるから？
胸の鼓動と勘違いしたまま
乾いた唇にそっと触れた

奇跡なんて望まない
とても暑い日の夕焼けみたいに
気付かないうちに消えりゃいい
そして想い出が
ちょっとだけ尖っていればいい

新しい靴を履いたら
レールの向きが変わればいいのにな
風が強い日の夕焼けみたいに
僕が教えるまで
君が気付かないような結末が

ランチメニューが変わるみたいに
気付かないうちにそばにいればいい
そして想い出が
ちょっとだけ尖っていればいい

聞き飽きたフレーズが
少年達を駆り立てる
ブラウン管の向こうで
ニヤニヤしてたいから

「昔は俺もワルだった」って
一度は言ってみたいよね
もう少し歳をとったら
臆面も無く言えるのかな？

オヤジ達の憧れの的
ティーンエイジャー
美化されすぎて吐き気がするけど
多分君はまだシンデレラ

青臭いフレーバーが
深夜の街を包み込む
三面記事を夢見て
ロックンロールって呟く

「アンタは今でもワルじゃねえかｗ」
そんなツッコミはご法度かい
もう少し恥を知ったら
何も喋れなくなっちゃうかな？

オヤジ達の永遠の夢
ティーンエイジャー
時代の変化についてけないんだ
どっちかって言うと浦島太郎

オヤジ達の憧れの的
ティーンエイジャー
美化されすぎて吐き気がするけど
多分君はまだシンデレラ
大人の階段駆け上がってるんだ
ラッシュアワー
スポーツ新聞読みながら
ニヤニヤしてたいから

提供詩。

提供詩。

眠り続けるには長すぎる
泣き続けるには面白すぎる

アイラヴユーvなんちゃって
ふざけてても日は暮れない
襟元正して愛してるよって
繰り返したってまだまだ続く

あっという間の一年も
あっと驚く一瞬も
ちっちゃいねじみたいに
無くしちゃいけない「パーツオヴライフ」

歌い続けるには長すぎる
黙り続けるには面白すぎる

アイニーヂューvなんちゃって
ほんとの意味より響きが好き
溜め息みたいに「幸せだなぁ」って
口にしちゃってもまだまだ続く

圧倒的なボリュームだけど
呆気ないモンかもしんないよ
ちっちゃいねじみたいに
一個じゃ見えない「パーツオヴライフ」

アイラヴユーvなんちゃって
ふざけているように見せかけて
ちっちゃいねじみたいに
いっちゃん大事な「パーツオヴライフ」

提供詩。

隠れてたって無駄だぜ
そこにいるのは分かってんだ
どこの組織のスパイだ？
隠したって無駄だぜ
本気になればすぐに調べれるんだ

どうやらあの子も
洗脳されちゃったみたいだね
言ってることが支離滅裂
守ってあげるよ心配しないで
恐がらないでさあ電話をとってよ

頭もいいし顔もいい
だから嫉妬されるんだろうね
奴らが妨害電波を出して
昨日からプレステが動かない
式神を送ったから覚悟して待ってろよ

街を歩けば誰もが振り向く
電車に乗れば聞こえてくる
才能があるって罪なんだね
いつか世界を掴むんだから
こんな部屋に閉じ込めないでくれよ

提供詩。

母親似の黒髪
夜が長いやふで
心地の良い物ではありません

東雲色の鋏で
切り刻んで
其の白い白い肌を曝して下さい

月の無い夜が
雫に姿を変え
漆黒がぽたり　ぽたり

夜は明けてしまったが
物怪が姿を現し
漆黒がぽたり
深紅がぽたり

紫野の迷路の鏡に
映し出された
その白い白い肌を引き裂いて下さい

影の無い空が
唾液に姿を変え
醜態がぽたり　ぽたり

継ぎ接ぎのテープが
白い肌を反射して
漆黒がぽたり
漆黒がぽたり
漆黒がぽたり
ぽたり　ぽたり

提供詩。

今更分かってどうすんだ
白紙で出しちゃったトコの答え
問題文に隠れてたヒント
ヒントって言うよりかほとんど答え

あなたにあえてよかったよ
悩んだわりにたった12文字
想い出にずっとかかってた
ホコリを払いのけた12文字

提供詩。

提供詩。

大変だったら
休めばいいなんて
無責任な言葉しか
かけられないけど

弱音を吐いたって
見損なったりなんかしない
君のことだから
どうせ頑張ってるんだろうし

愛する人へ
たった一言送れるなら
何を言えばいいんだろう？

愛する人へ
うまく伝えられないけど
いつでも電話かけてくればいいよ

愛する人へ
何の足しにもならないかも知れないけど
あの頃と同じように
くだらない話で盛り上がろうよ

愛する人へ
大変だったら休めばいいよ
いつでも電話かけてくればいいよ

結んで開いて
また開いて…そんな約束
盗んで奪われて
また嘘吐いて…そんな口唇

手を打って結んで
また嘘吐いて
その手は飢えに飢えて
また手を打って…そんな傷跡

結んで被害妄想
口揃え…「損な人生」
自分で選んだ道
誰かのせいにしたいだけ

結んで開いて
また嫌いになって
その手も奪われて
裸になって…やっと感じた寒さ

手を打って傷付いて
もう忘れよう…あんな約束
それでも裏切られて
またキレイ事吐いてバイバイ

結んで開いて
もう忘れたよ…そんな約束

「愛してる」

返ってきたのは

君の声？

提供詩。

興味ないな
それにしても
よく動く口だ
どんな仕組みなんだろう

覗いてみました
あなたの中身
空っぽでした
だから大きな音が鳴るんだね

提供詩。

雨のメロディー
楽譜はおたまじゃくし
歌うはその親

コンクリートの空が
傘の種を蒔いて

コンクリートの水溜りに
浮かんでは消える

雨のメロディー
コンクリートの五線譜に
滲んだ風景

雨のメロディー
風が終わりを告げた
虹になった傘の種

歪んだ世界に
ただ真っ直ぐなだけの光
荒れた海原に
意識すら持たない魚の群れ

それぞれに持ってる
「世間一般」という名の妄想
束縛されてるんだ
前向きに生きろなんていう
価値観の押し付けに

色んなトコに散らばった★☆キラキラ★☆
面倒臭そうに集めるそんなゲーム
到るところでこっそりと★☆ピカピカ★☆
ぼんやりしてたら見逃しそうなジュエル

提供詩。

切り裂いた赤い灯
掻き混ざる静寂
紡がれた冷たい風
証明にすらならない

あるいは僕も同じ
「病人を乗せたノリモノ」
赤い言葉叫ぶような
何とか証明したい日常

誰もが戦ってんだって
言い聞かせるための詩
誰かにとって必要ならば
消えることなんか許されない

自分だけが辛いんじゃないって
言い聞かせるためだけの詩
誰かにこのコトバ届くなら
それだけで意味はあると思いたい

赤く白いノリモノは
今日も必死で叫ぶ
細いレールを脱線しながら
「ここに在ること」証明したい

いくら君に好きって言っても
わかってくれないので
もしかしたらって思って
キライって言ってみました

そしたらやっぱりケンカになって
そりゃまあ僕が悪いんだけども
好きって言葉は信じないくせに
キライって言ったら信じちゃうのは
おかしくない？って問いただした

そういう理屈っぽいところが
信じられないんだってさ

なるほど。

そしてそんな風に
ちゃんと説明してくれる君が好き。

どれが真実とか
実はどうでもいいんだ
こうして君と出会った
あるいはそれすら嘘でいい

僕である証すら
首を絞める世界だから
こうして君と出会った
刹那の弛みだけ愛してるんだ

だから背負わないで
悩まないで
非建設的な話で
夜を明かして笑い飛ばそう
こうして二人出会った
明日他人でも恨みっこなしで
夜が明ける前にキスしよう

たとえばモナリザに
落書きする類の快楽
こうして君と出会った
あるいは初めて見えた真実？

正しさを求めながら
過ちだらけの世界だから
こうして君と出会った
神様のミスに運命と名付けてしまおう

どうせ戻れないし
進まないし
歴史にすら残らないけど
そんな全てを笑い飛ばそう
こうして二人出会った
生まれ変わったらその時はその時で
夜が明ける前にキスしよう

あるいはこの詩すら嘘でもいい
夜が明ける前にキスしよう

ムラない原色眠らないテンション
無理なリベンジ
釣りか？詭弁か？フリにしちゃ変だ

親泣いてんぞ？やおらハイテンション
無垢なる天使
信じる気せんし　よく見りゃペテン師？

毎日異常ならそれが正常だ
ゲル状の網の上　戦場はその身の上
そんな日常ならどれも愛情だ
なんて冗談吐きそうで　竜宮城でもfeel so bad

提供詩。

提供詩。

このココロを　パキッて割って

ひとかけら　分けてあげるから

そのココロも　パキッて割って

ひとかけら　分けて欲しい。

天使のわっかが落ちてきました
枯れ木の枝に引っかかりました
みるみるうちに葉っぱが生えて
すっかり緑色になりました

枯葉を待っていた虫達は
残念そうに巣に帰りました
栄養分が足りなくなって
やっぱり枯れてしまいました

天使のわっかを探しにきました
こんなところに引っかかってたんだ
頭の上に乗せた途端に
おじいさんは子供になりました

様子をみていた老人は
若返りたいと必死に頼みました
後悔しないで下さいよと
頭の上にそっとかざしました

天使のわっかが光り輝いて
おじいさんは子供になりました
帰る場所を失ってしまって
やっぱり枯れてしまいました

提供詩。

提供詩。

提供詩。