063

ラブソング0529



アンタが求めているのって結局
優しさのモノマネしてる社交辞令
鏡を片っ端から叩き割って
ホントの自分はどこ?とかトボけちゃって

ホントのアンタはそこにいるじゃん
ちっぽけで無様でカッコ悪くて
ホントなんだからそれでいいじゃん
胸を張ってりゃちょっとはサマになるぜ

「私の苦しみなんてどうせ分からないんでしょ」
そんな台詞口にすれば
あっという間にこっちは悪者
人の気持ちを考えない無神経な奴ってなレッテル

ホントのアンタはその程度じゃん
無神経で卑怯で逃げてばっかで
ホントなんだから愛してりゃいいじゃん
俺だって同じくらいちっぽけだよ
何がアンタにとってホントかなんて
俺に決める権利はないけどさ

アンタの苦しみなんて分かりゃしないよ
鏡を覗き込むくらいしか出来ないよ
それでもいいってんなら愚痴ぐらいなら聞いてやるよ
弱音も三つまでは吐いていいよ

ホントのアンタはここにいるじゃん
ちっぽけで無様でカッコ悪くて
無神経で卑怯で逃げてばっかで
アンタに必要なのはただ一つ
鏡を覗き込む勇気



戻る