今日も君は靴を買う 僕には君が今履いている 靴との違いがよく分からない ランチメニューがお得ったって 基準が少し高すぎないかい 値段以外は同意見だけど 裏道を通る時だけ手を繋いで メールの返信は「今友達と一緒だから」 京都はいつも人が多い 幸せそうなカップルと すれ違う時無口になるのは 後ろめたさがどこかにあるから? 胸の鼓動と勘違いしたまま 乾いた唇にそっと触れた 奇跡なんて望まない とても暑い日の夕焼けみたいに 気付かないうちに消えりゃいい そして想い出が ちょっとだけ尖っていればいい 新しい靴を履いたら レールの向きが変わればいいのにな 風が強い日の夕焼けみたいに 僕が教えるまで 君が気付かないような結末が ランチメニューが変わるみたいに 気付かないうちにそばにいればいい そして想い出が ちょっとだけ尖っていればいい