紙に操られてる僕らは 二次元の錯覚に一喜一憂 水槽でもトリカゴでも 不自由を感じないなら そこが宇宙なんだろう 奇跡でも起こらないかって 偶然の湯船に浸かってる 他の誰かの幸せを こっそり祈るような類の偽善が 底のほうに水垢みたいに 積もり積もった傷や痛みが 少しずつ透明を蝕んで 何も見えなくなってしまうその前に 君を見つけられるだろうか 酸素の少ないこの世界なら 錯覚のみが快楽の種なのか 笑えなくなってしまうその前に 君を見つけられるだろうか