君が教えてくれた道 夜空に続く暗闇が 浮かんでは消える傷のようで 灯火が少し沁みる 君が教えてくれた歌 寄り添える場所を探してた 歌声が今も消えなくて 遠回りしているみたい 君が教えてくれた風 呼んでも届かないくらいに 後ろ姿も見えないけど 途絶えないあの時間の匂い 君が教えてくれたこと 寄せ集めても戻れない 歌声だけ今も消えずに 通り過ぎていく 霧のかかった朝の景色も 読み終えてない小説も うつむいた君の横顔も 通り過ぎていく