153

生きればマボロシ



一寸先は闇なんかじゃないよ
君が目を閉じているだけ
生きていることは罪なんかじゃないよ
理由なんて求めないで

得体の知れない鎖
ぶら下げたままの手錠
愛と名付けて進んでいくんだ
もがいていれば景色も歪められる

明日の天気が君を決めるんじゃない
ぶら下げた手錠もかざせば傘になる
堕ちていく夕日に溶けていくように
理由なんて求めないで

終わりの見えない悲劇
その中に眠る宝石
光はなくとも進んでいくんだ
いつか自分でこの景色を照らせるように

8/5 2:17

戻る