舞い降りるには 少し脆すぎた まるで翼を無くした鳥のように 大地に叩きつけられた 汚れた透明 舞い戻るには 少し冷た過ぎて 散らかされた身体を紡ぐように 海へと溶けていった 儚き宝石 奏でるメロディーは 悲劇を受け入れながら 確実に一つずつ 夜をかき消していく 温もりに触れて 空を見上げれば 差し伸べられた糸を手繰るように 姿を失っていった 青い透明 温もりも冷えて 空に弾かれて そして幾度と無く繰り返される 大地を揺らすリズムに 磨かれる宝石 奏でるメロディーは 悲劇を歌に変えながら 確実に一つずつ 罪を背負い消えていく 奏でるメロディーは 終末を受け入れながら 確実に一つずつ 始まりを照らし出す