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surface



憧れの人の顔を覗き込んだら
口の中にはもう一つ顔があった
遊園地の着ぐるみみたいだ
いちいちそんなのに傷付いてる暇は無い

信じた人が舌を出していて
僕は僕で信じたフリをしていて
それも踏まえて誰かが笑ってて
全部分かっても疑うのは嫌なんだ

裏を覗けばそこには盗聴器が
そんな様子をカメラに捉えられてて
コードを手繰れば自分に刺さってたりね
結局は猜疑心だけが敵なのかも知れない

それも踏まえて誰かが笑ってて
全部分かったフリで笑う僕がいて
遊園地のお化け屋敷みたいだ
ホントに全部分かることは不幸でしかない

いつの間にか色んな顔を持ってて
僕だって着ぐるみみたいだ
裸になるには外は寒すぎる
そしていつか脱げなくなって忘れるんだ

9/10 5:12

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