一つだけ選べなんて どこかの王様に言われたら いつでも君を指差せるように そばにいて 分かってる筈なのに 心配したり嫉妬したり 信じることに疲れてしまったら 声を聞かせて その透明な眼が 毛布みたいな声が 涼しい肌が 蘇らせてくれる 単純な思考を 絡まった哲学を その透明な眼で 撃ち殺してくれ 一人にして欲しいと思う そんな気持ちのサイクルが二人 噛み合うなら寂しくないのに 逢いたくて そんな時に限って 十年先の未来とか さよならの言葉想像するから 眠れない その流れる髪が 秋風みたいな香りが 冷たい唇が 繋ぎ合わせてくれる 不健全な妄想を 自分勝手な一般論を その流れる髪に 撃ち殺されたい 予想される未来を 塗り変えられた過去を その透明な眼が 撃ち殺してくれる そばにいて