全てを消し去る眩しさの中で 知らない何かを手にした気がした 短い眠りの中で見た夢みたいに 言葉に出来ないものばかりの物語 彼女は手を振った 蒼い影は会釈した 猫は首をかしげた その全ては現実だ 山積みの後悔は 押入れに詰め込んだ 捨てるのも面倒な 粗大なだけの微々たる手錠 全てを消し去る眩しさの中に 正しい答えでも隠れてりゃ良いのに 短い眠りの中で見た夢みたいに 振り返る頃には遥か遠く腫れる記憶 彼女は旅立った 蒼い影はついてった 猫は眠りについた 全てを消し去る眩しさの中において 全ての現実は物語に過ぎない