introduction

ありがとうございます
おかげさまで明日を目指せそうです
あなたがいるかいないかで
変化する夜の長さなんて
格好良い話ではないですけども

おつかれさまでした
社交辞令とかじゃなく心から
本当は疲れなんか吹っ飛んでいるんですけど
今日の一日はこの瞬間の為だけにあったようなものですから

あなたに会えてよかったなんて
いきなり言ったらびっくりしますよね
本音で生きることが常に正しいわけでもないですし
しばらくはこんな感じでふわふわ歩いていたいです

僕が隣を歩いてて構いませんか？
その笑顔の奥の感情を読み取る余裕なんて
僕には無いし余裕以前に何も分かりません
だけどさっきの言葉は嘘だとしても嬉しかったです

ありがとうございます
無愛想にナナメに生きていると
こういう時に言葉が見つからなくて困りますね
駅につくまでにはあなたを癒す言葉の一つや二つ
そっとポケットに入れとくつもりだったんですが

ありがとうございます
おかげさまで独りぼっちが寂しくないです
あなたのことを考えていられる有意義な時間になりました

もしかしたらあなたのことを
好きになってしまったのかも知れません
もう少しだけ隣を歩いてて構いませんか？