雨戸ごしに感じた秋の気配 どうやら夏は終わってしまったようです 僕を置き去りに地球は回る 立ち止まる僕を飲み込む時間の濁流 満たされないままの空腹感が 悲しい闇へと連れていってくれる 手を差し伸べてくれた君の顔さえ 裏切り者の作り笑いに見えた 液晶画面で見た秋の気配 例年よりも気温が低いようです 何も知らないまま全てを手にした 食べようとしたら腐ってて僕を汚した 満ち溢れているまぶしい光が 新たな闇を捜し求めている 僕を傷付けてくれた君は本当は 腐らない方法を正しく知っていた 雨戸ごしに感じた秋の気配 どうやら夏は終わってしまったようです