いつもより 君の気持ちを考えている 無関心なくせに 変なとこで鋭いから 今は電話に出ないでおこう 気付かなかったことにしよう 口唇に 変な薬品がついたみたいな 違和感を覚えた 変なとこで純粋なんだ 君の名前を呼んでいたのかも 気付かないふりで目を閉じている ばれないように 努力して 散らかった記憶のせいで 真実を見失って 夏の所為にしたり 運命の名の下に すべてを吸い込んだり こうして僕は 自分まで騙してしまう いつの日か 君も景色に溶けるんだろう 無愛想なくせに 子どもみたいに笑うから 引き金の最後がやたら固くて 無差別に傷ついて暴れるよ その瞳に 奇妙な化け物が一瞬映った 気のせいならいいけど 変なものを純情と呼んで 大事に守り続けているだけかも 自分に都合のいい寂しさの中で 目を閉じているのに 君の名前を呼んでいる