僕が子供の頃 自由帳に描いてたよりも カオスな現実 どんな空でも 真っすぐ泳げる キレイな背ビレを欲しがっていた少年は 時間の染み込んだ 夢の代償に たくさんの魔法の声を手に入れました その声は例えば 知らない世界に踏み込むときに背中を押してくれて その声は例えば 一人で生きていけるなんて勘違いする僕に孤独を教えてくれました 誰もが子供の頃 卒業文集に書いてたよりも 誇大な現実 どんな壁でも 貫いて走る 流線型のロケットに乗り込んだ少年は 知識で少し曇った 夢の代償に たくさんの魔法の声を手に入れました その声は例えば 誰も信じられないと呟いてしまう夜を優しく包んでくれて その声はとにかく 僕の帰る場所を教えてくれる 僕のむかう方向を指し示してくれる