朝起きてすぐ歌を詠む掟 筆置きて思い描くは愛しき手 恋文もいちいち 五七五七七 一日の予定はまちまち 待ち人来ず暮れるたちまち センチメンタル小町 この町に在る言葉たち 春に咲き誇るのを待ち 寂しさに耐えるカタチ 朝ぼらけ夢の中でも貴方だけ 雨戸開け差し込む光暖かで ミソヒトモジで綴る 瞳を閉じて通ずる 一つずつ祈るように折る鶴 徒然なるままに花は舞い散る センチメンタル小町 恋の道の上舵を断ち 遥か先を照らすキモチ この距離をこえる二文字 センチメンタル小町 この町に在る言葉たち 春に咲き誇るのを待ち 寂しさに耐えるカタチ