銀色の空を すりぬける北風 この雪の向こうで 君が待っている どんな言葉でも 伝えきれないから 君の冷たい手に 僕を伝えたい ちょっとくらい ずれたって問題ない 二人の日々は そんなんじゃ揺るがない 僕らに冬を伝えた北風より 強く君に吹き付ける僕の言葉 よく似た歌を繰り返し紡いで 気が付けばまた捜してる君の言葉 想いが音になって だけどまだ遠くて 切なくて零れる涙みたいな 僕の言葉 氷点下の街を 奏でる足音で 僕を待ちくたびれた 君を思い描く どんな優しさも 明日には冷えてるよ だから君のそばに 1ミリでも近くに アンラッキーが 束になる日もあるけど それを感じないくらい 二人の時間は暖かい 生命を枯らせた冬の足音を 上からなぞるように僕は歩く 悲劇にそっくりな幸せの色を 捜して笑ってる君の隣を 記憶が層になって だけどとても脆くて 破れないようにそっと握り潰して 僕は歩く