悲しみ色のハイドランジア 涙を模した風に濡れてる その彩りに立ち止まらない 通り過ぎていく 灰の空の下 見慣れない色のハイドランジア 実は同じ種類だってさ その悲しみも君の優しさも 僕の不安も あの子の声とかも 誰も一人じゃ笑えなくて だけど素直に笑えないから 悲しみ色のハイドランジア 風の向こうに明日は見えない 悲しみ色のハイドランジア 風の向こうにただ咲き誇る 君の前だと笑えないから なんかお互い蕾のままだね 空の所為にして通り過ぎていく 素直じゃないね 悲しくもないね 濡れたファインダー越しに見る世界は 誰もがみんな何かを背負ってる 優しさも不安も 嘘も疑いも 滲んで溶けている 淡い悲しみに溶けている 誰も一人じゃ笑えなくて だけど素直に笑えないから 悲しみ色のハイドランジア 風の向こうに明日は見えない 悲しみ色のハイドランジア 風の向こうにただ咲き誇れ 誰も一人じゃ笑えなくて だけど素直に笑えないから 通り過ぎていく 灰の空の下