ヤマブキ



美しくあれ、と願う心と
そうはいかない弱い自分と
戦ってるうちに疲れてきて
誰も攻めないことを確認して立ち止まって

わかっているから伝えてほしくない
君の声にだけ敏感でいたいんだ
いつかは薄れて溶けてしまう命
君の声とともに歌として残せたらなあ

優しい風は何色なのかな?
まだまだ知らないことばかりだけど
武器を持たずに分かり合いたくて
君のようになりたい、ただそれだけ

疑いだしたら止まらないくせに
信じていたい、とあっさり口にして
今日も決着は付かないんだけど
実は答えを知ることが一番怖いんだ

正しいことなんて別にあとでいい
君と同じ景色を分け合っていたい
だんだんほどけてバラバラになっていく
君も寂しいなら少しだけ寂しくなくなる

優しい風を何て呼ぶのかな?
間違いであっても君の声で知りたい
ぶつかりあうことで丸くなれるなら
傷つきながらでも君を愛したいだけ



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