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今日も雨が降り止まない
あたしは教室で憂鬱な時を過ごす
窓から見ていた 地面が濡れる
最初はたった一つの小さな丸だった湿ったカタチが
今はその地を覆い尽くす
それに伴う雑音が
近くで走り回る足音を聞こえにくくして
暗い 何かを作った
隣には ちゃんと大切なヒトが居るのに
冷たくて湿った風が
顔にぶつかる
上には
灰色をした 薄暗いが広がっている
遠くの方は 霞んでいて見えにくい
それが余計に あたしをもどかしくさせる
もう 帰らないと
傘は差さない
あたしを汚いままにさせるから
雨に濡れて
全てを流したい
忘れたい
「家に帰って また泣くの?」
そんなの自分にもわからない
一歩ずつ歩く度
水の跳ねる音がして 頭が痛い
それに
想像以上の冷たさだった水滴で
手が悴む
そこで初めて孤独を知る
「大丈夫だよ」
「一人じゃないよ」
「傍に居てあげるよ」
そんな 言葉をかけて貰いたいだけだった
一人で居たいんじゃない
ただ あたしの想いを
あなたに伝えたかっただけ...
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No.1042 RE:雨ノ日 投稿者:夕未 投稿日:2005/06/22(Wed) 16:39
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