小さな背中に もう一度手を振れば この先に待つ 寂しささえ暖かい いつかは懐かしい 思い出に溶けるなら 手のひらに残る 温もりが少し寂しい 残酷に気付かずに 全ては年老いていく 零れる水にすがるくらいなら 君を想う色のままで 枯れてしまいたいんだ 許されないなら 罪人となって 例えば空のどこかに 身を隠すように 選ばれないまま 灰色に崩れて 願わくば君のどこかに 僕を隠していて 冷たい星屑に 足音は溶けていく 白く刻まれた さよならさえ暖かい 短い記号に 永遠を詰め込めば はみ出してしまった 刹那さえ愛しく思う 真実に欺かれ 誰もが歪んでしまう 霞んだ未来を語るくらいなら 君を想う今のままで 消えてしまいたいんだ 償えないなら 囚人となって 例えば海の深くに 身を隠すように 報われないまま 愛さえ置き忘れて 願わくば君もどこかに 僕を忘れていて