guilty




小さな背中に
もう一度手を振れば
この先に待つ
寂しささえ暖かい

いつかは懐かしい
思い出に溶けるなら
手のひらに残る
温もりが少し寂しい

残酷に気付かずに
全ては年老いていく
零れる水にすがるくらいなら
君を想う色のままで
枯れてしまいたいんだ

許されないなら
罪人となって
例えば空のどこかに
身を隠すように

選ばれないまま
灰色に崩れて
願わくば君のどこかに
僕を隠していて

冷たい星屑に
足音は溶けていく
白く刻まれた
さよならさえ暖かい

短い記号に
永遠を詰め込めば
はみ出してしまった
刹那さえ愛しく思う

真実に欺かれ
誰もが歪んでしまう
霞んだ未来を語るくらいなら
君を想う今のままで
消えてしまいたいんだ

償えないなら
囚人となって
例えば海の深くに
身を隠すように

報われないまま
愛さえ置き忘れて
願わくば君もどこかに
僕を忘れていて




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