224

折り鶴



あくまで偶然の産物としての
二人の接触
末端神経が反応してる
そうそう日常には転がってない感触

鶴の折り方みたいに
分かってそうで分かってないもの
関係ない折り目つけてしまったり
それはそれで欲求を満たすには充分だったり

とても厄介で
面倒な台本だけど
相手が君なら頑張ってみようかな
この先偶然
運命っぽいもの見つけたら
どんな心境になるだろうとか
今は考えたくないな

退屈によく似た不安定な世界における
二人の接触
天気予報が外れることを願うような
夢見ることも出来なかった虹色の物語

とても平凡で
ありきたりな台本だけど
相手が君なら楽しめそうなんだ
この先に待つ
運命自体には何の興味も無くて
それに対して君がどんな反応示すかとか
実際そっちの方が大問題

とても厄介で
面倒な台本だけど
相手が君だから頑張って演じてるよ

12/4 14:18

次へ/前へ
リストに戻る