私より少し広い背中 退屈な授業の中で それは唯一魅力的な場所 眺めるだけで涙みたいに 溢れ出す気持ちが在って それに私は恋と名付けました 暑い陽射しのせいかしら 手に入れたわけでもないのに 失ってしまうのが怖くて 気付けば目を反らしてました すれ違う少し遠い背中 大切なものを数えるとき 指をひっかけて傷をつける場所 一年前が涙みたいに 頬を伝うのが少し切なくて それにも私は恋と名付けました 暑い陽射しのせいかしら 失ったわけでもないのに 探してしまう時間が在って それに私は恋と名付けました