352

distance



君の住む街を思い描いて
その真ん中に小さな君を置いた

「寒くなりました、そっちはどうですか?」
雪だるまの絵文字に左胸が疲れた

距離を越えるのは電車じゃなくて
会いたいと思う少し寂しい
強い気持ち
時間なんか止めなくたって
君を覚えてる

闇の先を知らずにいた頃
色んなものを無駄遣いしてた

戻りたいねって呟いた声が
僕らを更なる闇の向こうへ連れ去ってくれる

時間なんか止めなくたって
君を覚えてる

2005/12/8 20:54

前へ/次へ
リストに戻る