雨粒に歪んだ街を 青く染める そんなメロディ 不器用な愛の形に 乱反射する 優しいメロディ こんな単純で 至極一般的な気持ちは 本来ならば 詩にさえ描いたりしない 君があまりにも 優しい歌を歌うもんだから つい信念を 忘れて呟いてしまった 遥か遠く飾られた記憶 蘇らせるのは そんなメロディ 武器よりも愛を選んだ 戦士を称える 優しいメロディ こんな平凡で B級映画みたいな情景は 恥ずかしくて 敢えて選んだりしない 君が愛しくて 左奥が痛むもんだから 古ぼけた声を 子どもみたいに並べてしまった 宝物箱の中身を見せる 子どもみたいに 呟いてしまった 好きだよ