白く彩られた街並 走り抜けたけど それは電車の時間に間に合わないからじゃなくて 幸せの雑踏に 一人で紛れたくないから 小さな猫がコンビニの前で 退屈そうに街を眺めてる そこまでの余裕は僕になくて そこまでの孤独さえ今の僕にない 白けてないで だけど張り切らないで 淡々とベルが鳴る これでいいよね 幸せを願わなくても とりあえず君がいる 寒ければ寒いほど 着膨れして その分だけ距離は近くて 冗談ぽく冷たい手を 頬に当ててきた その瞬間だけ確かに時は止まってた その分だけ二人の時間だけ駆け足で流れてった 白紙のままの カードをポケットに閉まって 淡々と今日が終わる これでいいよね 幸せを手に入れなくても 君がそばにいて 寝る寸前までちゃんと 君の手の温度を記憶してる