六曲目が好きだって言ってた 懐かしいね そんな何気ない意思表示が 僕の景色まで変えてた日々 幾重にも重ねた時間は 傷を癒すうちに 純粋だった気持ちにさえも 疑問符を埋め込んだ 嘘じゃなかったけど もういいよね ほこりまみれのプラスチックケース ああそんな感じだね 明朝体の向こうに何があったの 歌詞カードがまるでラブレターみたく 二人の間を行き来して 切なささえ美しかった 今なら言える言葉達に 意味を与えるとすれば 過剰に美化される記憶を 詩に昇華できてよかった 嘘になってしまったけど もういいよね ほこりまみれのプラスチックケース ああそんな感じだね そんな風に 二人は出会い そして別れた