白い視界に君の 長い影がさして 気付いていないフリで 君の手を誘った のどの底の方で 見たことのない虫が 住み着いているような 不思議を手に入れた 確かにさっき 手を振ったのに 何故か寂しさが 昨日より少ない 君の温もりが 僕をほどいた日 空の向こうらへんで 今も覚えてる 白いスカートに君の 面影を探して 傷つかない程度に 少しだけ重ねてる これが最後なんだと 何度も絶望した すべて捨ててみたけど それでも花は咲く 誰かにさっき 手を振られたような 気付けないほどに 今日は元気です 君の温もりが 世界をほどいた 空の向こうらへんで 今も覚えてる