水中での酸素にあたるものが つまり君だとして ここ数日 深海魚みたいな生活 陸に上がる方法ではなく 適応する力を探した そんな口実 時が経てば全部真実 大したことじゃないけど 忘れるには少しコツがいる やたら饒舌 振り替えるまではしばらくみっともないな 見せることを前提としない ありのままの言葉は 深海魚みたいで 時間も明日もこないようで 君がつけた小さな傷から 少しずつ侵される 地上での酸素にあたるものまで つまり君だった気がして この現実は 新鮮な空気吸ってても猥雑 君に戻る術ではなく 傷付かない恋を探した そんな誠実 独り善がりだとしてもいいんです 愛したことそれ以外のこと 大切なのにやたらかさばる 今は整理中 捨てて捨てて捨てたのにまだこんなに失ってる 恐れるものなどもう何もない そんな自分の影に怯えた 深海魚みたいで どうでもいいなんて思えなくて 君がつけた小さな傷から 少しずつ人になる