紙飛行機2



置き去りで回る世界が仮に存在するなら
君の髪の匂いとか気にすることもないんだろうな
拒絶してるのに束縛してくれる温かい手

意味よりも衝動が優先される出会い
運命を偶然で片付ける別れ
そんなふうにすべてを受け入れることは果たして強さなのか?

何も持たず
流れに逆らわず
そしたら空を飛べる
僕は紙飛行機
雨に弱く
涙にも弱い
むしろ強くなる気もなくて
傷付く、受け入れる

基準は共有できない、結局人は人、私は私
割り切ってはいるけど君の髪の匂いに癒される
そんなふうに誰かの凍てついた優しさをほどきたいな

言葉なんて入れ物、中身次第でどうにでもなる
愛してる、にアイスティーを注げば冷たくなる
砂糖を入れなきゃ苦いよ、だけどそれがあるべき姿なんだよ

目的地はない
風景も楽しめない
それでも空を飛ぶ
僕は紙飛行機
歌を歌う
辛いよって笑う
君もそうであって欲しい
傷付き、受け入れる



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