石山駅




高校の頃好きだった
おとなしげな女の子に
久々に会ったら
茶髪になってました
そんな気分

階段降りてコンビニの前
似顔絵描きとかやってました
記憶から消えても
誰かはちゃんと記念に
残してくれてるのかな

立ち止まれない
もうすぐ新快速が迎えに来る
君に会いたい
すべては光の中眩し過ぎて
何も見えない
明日の天気予報を少し気にして
君に会いたい
そんな詩を書きたいけど何も浮かばない

壁の向こうは都会みたいで
こんな夜でも寂しくない
傘を忘れても
独りぼっちでも
今は濡れないで帰れる

広くなって膨らんだ雑踏
決して重なることのない幻灯
記憶から消えても
気付けばこの地に降りて
待ち続けてしまうかも

立ち止まれない
大切な睡眠時間が減ってしまう
君に会いたい
すべては人混みの中紛れ込んで
何も見えない
明日の一時間目を少し気にして
君に会いたい
そんな詩を書きたいけど何も浮かばない

すべては光の中眩し過ぎて
何も見えない



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