七夕物語



短冊に書いた願いみたいに
淡くてそれでいて確かな気持ち
何度も胸の中で確かめて
熱くなった身体を夏のせいにする

バスを待ちながら空を見上げてた
あの二人みたいな物語になればいいな
短冊に書いた願いみたいに
淡くてそれでいて確かな気持ち

また同じように夏は過ぎるのかな
思い出にもならずに消えてしまうのかな

眠れない夜に思い出していた
大人になることをどこかで恐れてた
学校が世界の全てだったね
明日になればまた消えていく気持ち

短冊に書いた願いみたいに
淡くてそれでいて確かな気持ち
恋愛感情は尽きないから
いくつになってもまた夏のせいにする



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