撒いて散って 拾って喰って 四角い部屋に鬼の形相で 幻想としての悪霊退散 剥いて煎って 吐いて捨てて 知らない空に柊ふわり 幻灯機の中の君をめざして 「お兄さんこちら 手のなるほうへ…」 恵方を向いて 太巻き喰わえて 倖せ求めそれを汚して 現実なんて枡の中の世界 お姉さん達よ 手を鳴らしておくれ 快楽の向こうに 明日は無いと教えてよ 君を向いて 僕も煎って 白い月夜に消えてしまおう 限界越えて夢の底まで