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自転車に月光



僕だって君の彼氏と
同じくらい君を愛してる
好きだって隠し続けて
同じように振る舞うことが
僕なりの愛情表現

あっけなく陽は落ちて
手を振る君は消えてゆく
彼の待つ部屋の中
二つの影が揺れている

冷たくなった自転車のハンドル
いつもの帰り道さえ覚束ないよ

いつだって君のことだけ
思いながら夜を越えていく
好きだって伝えてしまえば
月の色は変わるだろうか?
明日を照らすには頼りない光

留守電に切り替わる
目を閉じてももう会えないね
彼と手を繋いだまま
君はどんな夢を見てるの

思い出の入った鞄の隅っこに
君のかけら見つけて何か切ないよ

僕だって君の彼氏と
同じくらい君を愛してる
好きだって隠し続けて
同じように振る舞うことが
僕なりの愛情表現

2006/2/9 20:11

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