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長い階段の途中で



長い階段の途中で
立ち止まったり
一歩踏み出したり
一歩踏み出しても変わらない景色に絶望したり
僕らはそんな感じ
それに気付いた僕だって
上から目線て訳じゃない
むしろ気付いたが故の困惑
上とか下とか誰が決めてんの?
それ以前にここは階段か?
見えてる景色すら信じられなくて立ち止まったり
その姿を見てまた誰か笑ってる
僕らはそんな感じ
目の前に差し出された手は
つかんだ瞬間消えそうだからさわれない
空の上にかかった虹は
目指した瞬間笑われそうだから見えない
段差を踏み外して
咄嗟につかんだ手すりに
君の温もりを見つけて
一瞬だけ喜びを覚え
新たな痛みにそれを忘れ
気付けばその手すりは見えなくなってる
長い階段の途中で
君に会えて良かった

2007/1/20 6:20

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