夕刻に編まれる風 手を振る様に歪む影 終焉に立ちはだかる壁 何かを告げるように響く鐘 桜 僕らを裂く螺旋 咲くなら 逆らうさ暗がりから 甘い香に惑い 花びら受け止める雨どい 急速にほどける闇 虚無と悲しみの波 涙の手前で雨は止み そんな繰り返しを受け入れる街並 桜 咲く裏にある螺旋 察するなら 砂漠潤す涙腺を 甘えとか弱さではないと いつか僕に伝えてよ