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asphalt



永遠など無くて
例えばこのアスファルトの下に
よく似た気持ち
いくつ重なってるだろう?

そのくせ根深くて
蹴飛ばしたくらいでは何も変わらない
飛び立つにしたって
もう少し助走がいるね

君みたいになれるなら
どんなに楽だろうか
それとも君も同じように
僕に憧れて時間を恨んでる?

何も変わらないアスファルトを
色んな気持ちが削り取っていく
春の光にぼやけたまま
正しさや迷いを葬り去っていく

永遠が存在すれば
いつでもアスファルトの下で
会えるのだろうか?
なんて時間の無駄だったか?

いつでも眠ったフリ
傷付いたくらいでは僕は変わらない
哀しみを覚えたって
どこにだって逃げ込めるんだ

例えばこのアスファルトの下
色んな気持ちを刻み込んでいく
春の光にぼやければいい
正しさや迷いや
憎しみや誠意さえ

黒く固まって
ちょっとやそっとじゃ
何も変わらないくらい

2007/4/17 22:11

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