世間体を気にして取り繕った表面同士が 触れ合った瞬間化けの皮が剥がれ落ちそうで 中学生の頃ならその肌の温もりに溶けていたはずの 猜疑心とか嫉妬とか 見せはしないけどばれていそうで そのことが快感だなんて思えるほど開き直れなくて 今日も暮れていく 一つ皺を増やして 何も変わらずにひたすら何も知らないことを痛感しながら 眠りにつく前にありあわせの絵の具で君を描いた 上手に塗れたけどさてこれを捨てなきゃ明日を待てない とか言いつつも最低限の睡眠は確保してる 本音や建前は 最初から分類されてるわけじゃないから 辻褄を合わせられるように少しずつ何かが足りない 今日も暮れていく 一つ白髪を増やして 積み重ねてきたものに今更保険等かけたくはないけど 今日も暮れていく 乾いた絵の具が剥がれる その部分を撫でるように鮮やかな刻は流れ続ける