彼は壁に様々な色のついたペンキを塗る そして彼によって壁は様々な色に変化する 彼の手は壁を越えて 街の色を変え始めた 冷たい雨によって青く落ちていた 固いコンクリートさえ鮮やかな赤に変え始めた 彼は壁に様々な色のついたペンキを塗る 彼の心の中に住むうちのいくつかの色を取り出すように 彼の選んだ赤色は 街の人には好まれなかった それぞれの人の中には血液が 同じ色をして流れている この地球が染まることはない しかしながら彼の手は動き続ける 空の方向に向いた彼の手は それよりも赤く光りながら