たった五文字で否定される 記憶にだって匂いはあるだろう むしろそんな脆い補助輪にこそ この無神経な体を委ねていたいんだ 答えなど蛇足 一貫して根を生やさない 完璧主義者に憧れたって 生まれ変わる必然性は手に入らずに 一見無意味な歯車は揺らいで 僕を縛る自由は 決して姑息ではないのだけれど 息を殺して待っている 妥協を 挫折を それだけの悪夢 今日も求めるけど 答えなど蛇足