淡い視界に 君を描いた それが凡てを 否定する過ちだとしても 僕は君を描き続ける 涙よりも青い色調で まるで歪なパレットに 枯れた言葉を絞り出すように 君は僕を憎み続けて 鮮血のように優しい微笑で 嘘を塗したカンヴァスを 欺くように塗り潰してよ 狭い四角に 僕は溺れた 散り逝く罪が 探してた即ち愛の形? 雨が空を滲ませている 青空よりも眩しい終末に 腕に刻まれたパレットから 濁った答えを削り取るように 君は僕を裁き続けて この雨よりも優しい声で 正しく貼られたカンヴァスを 嘲笑うようにぶち壊してよ 淡い視界に 君を描いた 崩れ逝く凡てを 描けば僕たちは孵れるのか 僕は君を描き続ける この雨よりも鮮やかに 君は僕を裁き続けて この雨よりも穏やかに まるで歪なパレットに 枯れた言葉を絞り出すように 僕は君を描き続ける せめてカンヴァスの中でだけでも 君と手を繋いでいたいから 幸せが描かれたカンヴァスを 嘲笑うようにぶち壊してよ 崩れ逝く凡ては即ち愛の形